【材料は人の髪の毛】創業1656年から続く世界唯一の漆刷毛師。修行期間数十年!?なぜ弟子を増やさない?|漆刷毛師 十世 泉清吉
Q,なぜ弟子を増やさないのか? A,泉家の継承は「一子相伝」。複数人に継がせると「誰が本物か」「誰が継ぐのか」という争いや相続問題が必ず起こるため、あえて一人にのみ技術を口伝してきました。弟子を取らないことが、370年間技術を守り抜くためのリスクヘッジとして機能しています。 創業1656年、370年続く漆刷毛師・十世 泉清吉さんと対談しました! 材料は人の髪の毛。国宝や重要文化財を塗るための道具を、江戸伝統技法で作れるのは世界で泉さんただ一人。 一子相伝という継承の形、数十年におよぶ口伝の修行、そして「この技術が途絶えたら誰が困るのか」という問いまで掘り下げていきます! ── この動画で答えていること ── Q. 漆刷毛の材料は本当に人の髪の毛なのか? A. 本当です。伝統的には男性の髪が使われてきましたが、現在は女性の髪がほとんど。性別による材料としてのスペック差はなく、仕上がり20cmの刷毛に約30cmの髪が必要なため、結果的に長い髪を持つ女性のものが中心になっています。 Q. 漆刷毛はどこで使われているのか? A. 国宝・重要文化財・世界遺産にあたる神社仏閣、刀や鎧、工芸作家の作品などです。ただし神仏に関わるものは商業利用と受け取られかねないため、商習慣として具体名は表に出しません。 Q. 刷毛はどれくらい持つのか? A. 芯が最後まで通った「本通し」なら、毛先を鉛筆の芯のように削り直しながら40〜50年使えます。塗師の親から子へ、道具ごと受け継がれることもあります。 Q. 江戸伝統技法で作れる職人は何人いるのか? A. 世界で泉さん一人です。一昨年お父様が病気で亡くなり、稼働が二人体制から半分になったため、現在は問い合わせに応えきれない状況が続いています。 Q. 修行はどのように行われるのか? A. 口伝です。マニュアルや言葉で数時間伝えて済むものではなく、先代と何十年も一緒に仕事をし、自分で作ってフィードバックをもらう中で覚えていきます。泉さん自身は3〜5歳の頃から手伝っていたそうです。 Q. 一子相伝にメリットはあるのか? A. 体格や骨格が遺伝で近いため、代々同じ道具・同じ姿勢で作れて品質が揃います。さらに、約7割の人が反応するとされる漆かぶれを起こさない体質も受け継がれています。 Q. 漆刷毛がなくなると、誰が困るのか? A. 全国に1000〜2000人程度とされる塗りの職人、文化財の修復に携わる人、大学の工芸科、工芸作家です。社会全体で見れば小さな規模ですが、修復ができなくなれば文化そのものが繋がらなくなります。 ── 参考・関連 ── ・十世 泉清吉(元祖総本家 漆刷毛)→ (URL) ・映画『国宝』(屋号による継承と、血の繋がりをめぐる物語) ・日本IBM主催 有識者会議(政財界・学会の有識者が日本と世界の文化の未来を議論する会) ・文化財の保存・修復について(文化庁)→ (URL) 𝐃𝐨𝐧’𝐭 𝐋𝐞𝐭 𝐈𝐭 𝐃𝐢𝐞! ──「老い」と「死」は、本当に避けられないものなのか。 この不老不死サミットではロンジェビティを軸に起業家兼アーティストの下山明彦が『不老不死』という人類最大のテーマを探究していきます。 様々な専門家との対話を通して生命科学やAI、再生医療など最前線の知見を深掘りしながら「人はどこまで生きられるのか」という問いに向き合います。 ここで語られるのは、寿命を延ばす方法だけではありません。 どう生きるか。 なぜ死を恐れるのか。 人類はどこへ向かうのか。 本気で不老不死を目指し、その答えが見つかる日まで問い続けます。 ◯下山明彦(しももん) 起業家・アーティスト / 株式会社Senjin Holdings代表取締役 不老不死(ロンジェビティ)を本気で目指し、その思考と実践を発信しています。 東京大学卒業・東京藝術大学大学院修了。大学4年時に会社を6億円で売却し、現在はホールディングスを経営。 「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN 2025」選出。 ▼ SNS X: https://x.com/shimomondesu Instagram: / shimomon48 note: https://note.com/korokke0508 lit.link: https://lit.link/shimomon Senjin Holdings: https://www.senjinholdings.co.jp/ ▼ 各種お問い合わせ https://akihiko-connect.com/