【継がなくていいよ】どうしたら伝統になる?370年前に武士から脱サ...
【継がなくていいよ】どうしたら伝統になる?370年前に武士から脱サラして始まり、一子相伝で370年。|漆刷毛師 十世 泉清吉
下山明彦の不老不死サミット / Don’t Let It Die por 下山明彦
28 ago 2026
36:30
Notas del episodio

Q,文化が一番失われているのは、いつの時代?

A,戦争でも震災でもなく「今」です。技術と文脈を繋いできた昭和の世代が高齢で一斉に亡くなる一方、若い世代はそもそも仕事として就いていません。作り手の断絶という意味では、370年の歴史の中でも今が最も深刻な局面です。

創業1656年、370年続く漆刷毛師・十世 泉清吉さんとの対談、後編! テーマは「文化や伝統は、どう継承され、どう消えていくのか」。 職人が稼げない構造、支援者ゼロで370年続いた理由、初代が侍だったという出自、そして「代々、腕時計をつけない」という家訓まで掘り下げていきます!

── この動画で答えていること ──

Q. なぜ職人は稼げないのか? A. 実態は個人事業主か、会社であっても極めて小規模なところがほとんどです。稼げない仕事に若い人が入ってくるはずもなく、それを強制するのも良くない。育成や継承を語る前に、再現性のある形できちんとお金が回る仕組みが必要です。

Q. 文化の継承にパトロンは必須なのか? A. 基本的には必要です。事業者の多くは経営体力もキャッシュも尽きかけた「瀕死」の状態で、自助努力だけで頑張れという言い方では成り立ちません。ただし支援者は地縁や「作品が好きだった」という共感で動くため、再現性がないことが課題です。

Q. 泉家はどこから支援を受けてきたのか? A. 受けていません。370年、自助努力のみです。続いた理由は、職人であると同時に商人でもあったから。自分で作って自分で売り、在庫のリスクも取りながら「どうすれば事業として続くか」を代々考えてきた経営意識が大きかったといいます。

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